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執筆者の写真Takeshi Goto

「経験すること」の大事さを逆説的に学ぶ


コロナウイルスの影響で1ヶ月以上電車に乗らない生活をしています。ほとんどの時間は家にいますが、家にいるとテレビやインターネットには誰かを批判するコメントで溢れていて、ウイルスそのものよりもそれらの批判的なコメントの影響を受けてしまいます。



非常事態宣言が出されたり、NYの悲惨な状況というニュースを見たり誰かが感染したという情報が流れている一方で、仕事で毎日のように外出している人もいます。恐らく7、8割外出を控えるとの政府からの要請はなかなか実現が難しいのだろうと思います。このままでは感染のピークはすぐには訪れず、結果外出自粛期間が延びるであろうと思われます。


ここで言いたいことは外出している人を批判したいわけではなく、なぜ外出してしまうのでしょうかということ。


実際に私も外出を控えつつ、家にいるのが飽きてきたり、海外の悲惨な状況を見ても他人事のように思っていたり、ちょっとくらいいいかとランニングのため外出してみたりしています。結局のところ感染の経験がないのでどれほどの恐ろしいか理解できていません。


毎日ニュースで発信したり、感染者数というデータで示したりして少しでも理解してもらおうとしているのだと思いますが、それがなかなか届かないのはやはり経験していないからだと思います。人は経験しないと理解できない性質があるのだと思います。


今の状況から「経験すること」の大事さを逆説的に学ぶ機会となっています。

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